先日、友人の息子さんの話に花が咲いた。
部活に打ち込んでいたらしく練習熱心で補欠からレギュラーとして大会を迎えたらしい。スマホで映像を見せてもらう。少し強張った笑顔のユニフォーム姿だった。
しかし、努力は必ず報われるとは限らない。歓喜に包まれる勝者の陰で、大多数の選手は悔し涙を流す。最後の大会だったようで試合後は目を赤くし整列していた。それでも最後に「今まで応援ありがとうございました」と頭を下げる10代達が清々しい。
悲しみや悔しさはきっと心の糧になってくれると信じたい。
強さ以上に優しさがありがたいのだ。試合に出た者と出れない者、ベンチで分け隔てなく称え合う姿が素敵だった。