新潟の小さな外構店が本気で目指す日本一の仕事!第205庭 解体のちコンクリート舗装 Re①

先日とあるネットで「精神年齢の低い人の特徴」なるものを見かけた。
そんなハズは無いと思いつつも、やはり気になる。社会人のマナーを今さら確認する歳でもないが良い機会と思い、やや上から目線で覗いた。
お恥ずかしい事に己の弱さに気落ちする程度に身に覚えのある内容だった。いくつかの項目があったのだが、どうにかしなくてはと一番感じたのが「人のせいにする」。
自分は間違っていないと決めつけている人に多いらしい。人様に意見できるご身分でもあるまい。末尾に変なプライドを捨てなさいと書かれていた。だからいつも注意してるでしょと妻の高笑いが聞こえてきそうだ。
太平洋側で大雪警報が発表され、騒がれているニュースを見ると雪国とのギャップに要らぬ言葉が頭に浮かぶ。慣れた者と不慣れな者、違いがあって当たり前だが謙虚な気持ちが薄らいでいるのやもしれない。
慎ましい気持ち、学ぶ姿勢を改めたい。
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k-sho

受賞

受賞

今回の現場は玄関前アプローチ。
実は以前、庭工事を行わせていただいた。
その時は県境に近い山間部の採掘場に石を探しに行き、良い物を見つけたがサイズが大きかった。そこで持ち帰った後、クサビ状の「セリ矢」を使い割ることに成功。その石を使って庭を仕上げ、僭越ながら二つのコンテストに応募した経緯もあった。

その時の職人ブログ⇛こちら
緑とエクステリアの調和のとれた庭

緑とエクステリアの調和のとれた庭

⇑画像、左上が玄関。駐車場に併設された既存のコンクリートアプローチ。
計画は既存アプローチの撤去後に新設のアプローチ、格子状フェンス・植栽で仕上げる

初手は既存コンクリートの撤去。
⇗画像、地盤という支えの支持力を奪うことで壊しやすくする。重機を使いコンクリートを持ち上げハツリ・解体の準備。
緑とエクステリアの調和のとれた庭

緑とエクステリアの調和のとれた庭

削岩機を使いハツっていく。
只々、コンクリート解体を進めていく事になるのだが、壊しだからこそ分かる基礎や下地の重要性が確認できる。
⇑画像、ハツリ初め。削岩機による下方向の力よりコンクリートの耐力が上回っているため力が分散され、直下よりもノミ周りのコンクリートが粉砕されている。コンクリートに厚みがまだ残っているので強度を保っている状態。
⇗画像、ノミ先の深度が徐々に進み、コンクリート耐力が下方向の力を支えきれなくなった所で力が一気に広がり貫通と同時にクラック(ひび割れ)が広く生じているのが画像から見て取れる。
その事から力が加わる下方向の支持力の有無にクラックのリスクは比例する。具体的にはコンクリート下部にある砕石路盤だ。世間では下地という見えにくい存在なので軽視されやすいのだが絡み合った砂利同士が力を分散してくれる縁の下の力持ち的な存在だ。
そんな砕石の支持力をコンクリートから奪うために重機で浮かし力を加えれば硬いコンクリートも壊しやすい。いつもつくってばかりだが、解体で内側を露わにする事で下地を含め一つ一つの工程の重要性が再確認できる。
緑とエクステリアの調和のとれた庭

緑とエクステリアの調和のとれた庭

コンクリートを撤去し土工を行う。
新設アプローチの位置に合わせて掘削。下地砕石分の掘削深さでスキ取り。ライトアップ用の電線管を設置後、砕石投入を行い転圧。
緑とエクステリアの調和のとれた庭

緑とエクステリアの調和のとれた庭

格子フェンスを設置し事前に入れた電線管に電線を通し、木枠設置。
ライトは破損のリスク回避の為、最後に行うがコンクリートの下、砕石の下、その最下層に埋設した電線管に詰った・潰れていた等の万が一のリスクが気になる。土工と電気工はそれぞれの業者が行う分業制が一般的だが、今回は当方が担うのでコンクリート打設前に電線管に電線を通してしまう。これで枕を高くできる。
緑とエクステリアの調和のとれた庭

緑とエクステリアの調和のとれた庭

コンクリー打設、刷毛引き仕上げ。
コンクリート表面に刷毛目模様を付ける仕上げになるが、見栄え以外に細かい凹凸による滑り止め効果が期待できるのが特徴だ。
緑とエクステリアの調和のとれた庭

緑とエクステリアの調和のとれた庭

これにて床舗装まで完成。
次回、続編となる植栽・ライトアップにてアプローチ仕上げ。

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