春と言えば?
出会いと別れの季節などとも言われ新年度に向けた入学や就職、転居の多い時期だ。
海外では九月頃から新学期が始まる所が多いらしく関西のとある大学も数年後、秋入学の実施を計画しているとニュースで見かけた。桜と共に記念撮影し卒業・入学と刷り込まれた昭和世代にはギャップを感じてしまう。まあ、春でなければダメなんだという確たる理由もないのだが。大昔、当方が学生を卒業と同時に地元を離れる際は成長したい気持ちは十分あったのだが、それよりも己の体裁が優先だった気がする。新潟の田舎者と侮られてはいけない気がして流行り物に興味を示したりしていた。我ながら愉快なもので分かりやすいお上りさんとなり内面をどう磨くかよりも外見ばかりを気にしていた。
今さらながら失敗と反省だらけだが、この歳になればそれも眩しく感じる青い春だった。