現場から「疲れた,疲れた」と言いながら荷下ろしに戻った。「疲れたなんていつも言ってると愚痴っぽくて嫌われるよ、自重しなさい」と妻に言われた小言を思い出す。
荷物を運びながら見あげると資材置き場の一角に忙しなく2匹のツバメが出入りしていた、尾の長さが違うのでツガイかもしれない。巣づくりの資材を運んでいる感じでは無さそうだ。新居の内覧中だったのだろうか疲れた様子も無く機敏な急旋回をしている。
ネットによるとツバメは天敵から巣を守る為、人間がいる場所でも営巣するらしい。幸せを運ぶと言われるツバメの来訪は嬉しいが、この周辺はカラスも多いので恐らく違う場所を選ぶだろう。残念だが仕方がない。
カラスが悪者の様になってしまったがカラスもツバメも自然の中で懸命に生きている。加齢と共に「疲れた」の言葉が以前より身近になってしまったが自然の中で老いも若きも関係ない。もちろん任せて頂いた現場でも。
我がツガイ殿の小言が痛い。