新潟の小さな外構店が本気で目指す日本一の仕事!第209庭 庭テラス/インターロッキング・人工芝

とある紙面で江戸時代の佐渡では金鉱石の採掘から精錬、小判の鋳造まで一貫製造されていたとあった。世界遺産登録に向けての記事だ。
専門的な作業が多く、その工程は複雑で長い。知識のない奉行らに説明する際は様子を描いた長編の絵巻物が使われていたらしい。
現代にも様々なモノづくりがあるが、どれも工程や一つ一つの作業の意味を分かりやすく説明するのは簡単な事ではない様に思える。しかし、当店も含め小さな専門職にとってまず知ってもらう事が興味や認知が広がる一歩だと信じ努めたい。




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①工事前
今回の現場は庭テラス。
敷石調の舗装ブロック、インターロッキングと人工芝で仕上げる。


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②砕石
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③転圧
下地に砕石を入れ転圧で敷き固める。
砕石は普通の石と何が違うのか。砕石は文字通り人工的に砕いた石で形状が角ばっている。敷き均し後、圧をかけると石同士がしっかり噛み合うので動きが少なく沈下に強い下地となる。
砂利は自然のままの形で丸く角が少ない。その為、敷きならべても石同士の干渉が少なく力を分散できないので構造物の下地としては利用出来ない。
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④モルタルミキサー
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⑤モルタル敷き込み
インターロッキングの下地は平滑にするとなっている。
その為、砕石下地のままだと細かな凹凸があるのでメーカーの施工要領には敷砂を用いて平滑な下地とする事になっている。しかし、新潟のような雨の多い地域は目の細かい砂などは雨水によって砂が砕石の隙間に流れ込む場合があり、後々インターロッキングのガタツキの原因になる場合がある。もちろんシート等での対策法もあるが、試した所、完全に水の流れを留められるわけでもないようだ。
そこで雨水による砂流出・沈下防止策にミキサーを使ってモルタルを混錬、モルタルで下地をとる。
その際、平滑に均しやすい様に水は少なめにして練るのがポイントだ。
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⑦モルタル下地
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⑧インターロッキング敷き込み
⑦事前に仕上がる高さを設定し水糸を張り巡らせ視認化。その後、定規棒と鏝(コテ)を使い平滑に均す。
タテヨコ交互に並べるパターンで敷き込み。インターロッキング用のゴムハンマーや板等を使ってちょっとした段差を修正しながら張っていく。
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⑨人工芝用防草シート
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⑩人工芝ロール
インターロッキング敷き後、人工芝の準備を行う。
⑨人工芝の多くは一定間隔で雨水浸透穴を設けられているが、そこから雑草が芽吹く場合があるので事前に防草シート敷きを行う。
防草シートがヨレていたりシワがあると人工芝の仕上がりにも同様の影響があるといわれている。下地なので見えなくなると思わずキッチリ行いたい工程となるが、それでも現場でヨレひとつなく行うのは簡単ではない。
メーカーから防草シートが販売されている場合はヨレ対策も含めて開発されている場合もある。因みに今回使用するユニオンビズ株式会社のメモリーターフはそういった施工対策も含めて開発に取り組んでいるとの事。
⑩ロールの人工芝を広げ、予定位置に割り当て。

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⑪人工芝裁断
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⑫ピン止め
⑪予定位置に合わせてカット。
表面に刃を当てるのは芝糸の仕上がりに影響するのでハサミ等は使わず裏面からカッターでカット加工を行う。
⑫ズレ・めくれ防止にピン止めを行う。
スポーツ施設での施工の場合は安全性の為、ピン止めは行わず珪砂やゴムチップ等を撒き重さで動きを抑制しているとのこと。
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これにて完成。
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