一年に一度の憂鬱だ。
寝起きに採取はするが朝食を摂ってはいけない、すきっ腹で出陣。検査が終わるまでは水も控えるのが望ましいとある。若い時は何とも思わなかったものだが、この年代になると生活習慣の四文字が重くのしかかる。健康診断だ。
その場で数値が出る視力検査や身体測定等は去年と比べ変化していると年甲斐も無く一喜一憂してしまう。
特に山場は血圧測定で無精な食生活が露見する気持ちで毎回どきどきしてしまう。むしろ緊張しすぎで数値が上がっているのではないか。隣の方は平常値だったらしく一回で済ませているが高かったこちらはもう一度。係の方に手間をかけて申し訳ない気持ちになるが空腹を耐え忍んだ検査後の食事が心の支えだ。
県内では早くも稲刈りが始める地域もあるらしい。今年は気温が高かった影響で果物等も例年より早く出回っている、店頭では瑞々しそうな梨も見かけられた。来年は健康な状態で秋の味覚を堪能したいものである。