新潟の小さな外構店が本気で目指す日本一の仕事への道のり!第177庭 門壁前の植栽・庭石
前回、門壁に石貼りやコテ塗りを行い2門を仕上げた。
今回はその続編で門壁の周辺スペースに植栽や庭石を設置し庭の最終仕上げ。
3回に渡り長らく携わった今回の庭だが同時進行で進めている部分もあるので途中工程で前回の風景が映り込んでいるやもしれない。
使用する庭石、重量があるのでクレーンを使用。
石の凹凸や質感それが個々の庭石の個性として使い方の用途になる。そういった事も含め石の置き方、向きによって雰囲気やイメージが変わるので動かしながら形を小まめに確認。
クレーンと言うと物々しく感じるやもしれないが、人力に頼らず機械を使う事で手軽に何度でも吊り上げられる利点がある。
機械は働き者で「同じような事の繰り返しで嫌になった」とは言わない。
喋る機械がいたらそれはそれで楽しいとは思うのだが。
影響力が強い石の配置。
塀・植栽・石、それぞれが活きるようなバランスを考えたい。限られたスペース内での庭石なので必然的に後方配置。
よく見るとでっぱりのある石。
面白い個性だがあまりにも突出している。全体のイメージを鑑みて今回は下側にして掘削した土部分に根入れ(埋設)。
壁面を間接的に照らすバータイプのLEDライト。
それぞれに植栽も加え合わせていく。
下草等はポットのまま置いてイメージの確認が手軽に出来る。
先日「経験の少ないガーデニング、何を植えればよいか迷う。おススメは?」と訊ねられた。
植木は重量もあり運搬の観点からもご自分の手で行うのは少々荷が重いというのはごもっとも。しかし、ポット入りの下草等なら老若男女を問わず手軽に取り扱える。
経験は無いが興味はあるという方には宿根草は後々の楽しみにとっておき、まずは一年草をお奨めしたい。宿根草は文字通り根付き毎年葉を茂らせるのが魅力だが自ずと手入れも通年となる。
日常の負荷となっては本末転倒、そこで期間限定の一年草。
大きく育つもの、小さなままのもの、葉が広がるものなど種類は様々。選べない方は色違いの花、白系の淡いものと好きな色の二種はいかがだろう。ステップアップして花以外にも試したいとなれば料理にも使えるタイムやローズマリーといったハーブも良い。強いので手入れが少なく済むのも良い。
手軽なお試し、自宅での楽しみが増えればこの上ない。
途中、石の変更やコンクリート打設。
これにて完成。