冬囲いは庭木の倒木や枝折れ防止、冬の寒さ対策のために行う。
近い言葉に雪囲いがある。こちらは雪から家屋を守る意味合いも含まれているらしい。いずれも雪国ならではの言葉だ。
冬囲いの中でリンゴ吊りはご存じだろうか。リンゴの実の重さから枝を守る為に行った技法に由来するもので兼六園の雪吊りと言った方がピンとくるかもしれない。毎年ニュース等で見られる代表的なもので柱の先端から各枝へと放射状に縄を張ったものだ。
毎年当店の樹木達にも冬囲いを行うが昨今の暖冬傾向もあり昨シーズンの様にほとんど積もらない場合は「折角やったのに」と変な気持ちになってしまう。それならば今年は積もって良かったねとは思わないのだから我ながらややこしい。