新潟の小さな外構店が本気で目指す日本一の仕事への道のり!第164庭 大階段タイル 基礎編

先月は稼働の多かったエアコンも最近少しづつ頻度が下がってきた。しかし、日差しが強い日も在るので扇風機はまだ片づけていない。
あと三か月もすれば熱いお茶を持って現場に行く様になるのだから今更ながら日本の四季はすごいと感心する。昨シーズンの冬は小雪だったが今年はどうなるやら。
新潟と言うと雪や冬に目が行きがちだが今年の夏もしっかり暑かった。大き目の水筒が入っている鞄はまだしばらく重い日が続きそうだ。

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玄関前のリフォームとなる階段タイル・手摺り工事。
大きい工事の為、基礎編・仕上げ編の二回に分けて紹介させていただく。
今回は大階段の根幹となる基礎編。どんな大木も根が腐っては枯れてしまう様にいくら見た目良く仕上げても基礎が脆弱であれば結局ひび割れ倒壊の憂き目にあってしまう。
とかく隠れてしまいがちな基礎だが縁の下の力持ちのような重量感のある土台づくりが手始め。

⇧2つの画像は工事前、玄関まで11段ある。実はこの階段、蹴上(段の高さ)の寸法が統一されておらず登りにくい。新階段は揃えてつくってほしいと依頼されている。
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不要部分の解体工事を行い基礎の掘削、砕石転圧を行う。
順を追って工程を進めるがまずは大階段の袖壁部分。

左画像で旧コンクリート階段が解体途中で残されているが寸法確認すると新規計画の階段の下に位置することになる。新しい階段に干渉さえしなければ残しても支障はきたさないだけで無く、コンクリート土台として強度面で支えてもらえるメリットがある。そして解体のコストが軽減されるので一石二鳥。
右画像は掘削後、砕石を入れダンパーを使って転圧かけ締め固めを行っている。
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階段袖部分ベースコンクリートの準備、鉄筋組み。
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ベースコンクリート打設後、型枠ブロックを使い根づけ。
型枠ブロックはコンクリート造と同等の強度を保持できる。そして小規模の場合、コンクリート造と比べて工期が短縮できるメリットがある。
⇑左画像、ブロック上部に溝があるのが確認できる。次いで右、その溝に横鉄筋が配筋され事前に組み込まれた縦筋と結束、大きく空いたブロックの穴にコンクリートを打設。このように正確な鉄筋ブロック造ができるのが特徴になっている。
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型枠ブロックの積み上げ後、ブロック内部へのコンクリート打設。
これで袖部分が完成する。
階段の一段一段を寸法確認し左右で張った糸に合わせてブロック積みを行う。ここを怠ると工事前の階段のように高さがバラバラになったりするので段数の多い階段は特に気を付けたい工程となる。
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階段内部に着手。
ここから階段の本丸に取り付く事になるが階段袖部分の工程と同じようにやはりここでも砕石転圧から始まり、鉄筋組みを行う。

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階段内部の鉄筋ベースコンクリート。
今回の基礎編は階段の土台で紹介しているが、このベースコンクリートは階段土台の更に土台となる。
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ベースコンクリート硬化後、階段部分を型枠ブロックを使って組積する。
階段袖部分に合わせて組積しつつ全てのブロック内部にL字型に加工した鉄筋を配置し全段を鉄筋で繫げていく。
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型枠ブロックを積み上げ、鉄筋の配筋・結束。
階段の左右に手摺りを設置する予定になっているので手すりの柱位置部分にボイド官(コンクリートが入らないよう穴を開けておける)を設置。
準備が終わり階段コンクリート打設。これにて階段タイル基礎完了。
この基礎階段、全て合わせたコンクリート総量4㎥。トラック約3台弱。

次回続編となるタイル仕上げ編。
越後職人が手がけた
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