新潟の小さな外構店が本気で目指す日本一の仕事への道のり!第151庭 ガーデンライト

先日、新発田市にある二王子岳登山に出かけた。頂上近くには新旧二つの社が祀られている。どれほど前に置かれたものだろうか、五円玉らしき硬化の真ん中の穴はいびつな四角形になりそして全体に薄くなる程、腐食していた。義理の父も以前登ったと聞き、新潟県民に古くから愛されてきたお山に時代が感じられた。
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今回の現場は通路・植栽のライトアップ。
画像左下半分が玄関に続くアプローチ、ブロックを境に右上半分が庭部分となっている。
ライトアップはアプローチと植栽を中心に行う。
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←白いジャバラ状の電線管を事前に埋設している。
電線の地面埋設はスッキリして見た目に良い。但し安全性と耐久性の観点から電線の直接埋設はせず外部用電線菅の中を通している。
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外部用電線菅にまずワイヤーを通しそこに電線をテープで括りつけて引っ張り線を通す。
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電線はゴムで包まれている為、専用のワイヤーストリッパーを使って心線を傷つけず処理を行い接続を行う。
家庭用の100V電源に対して昨今のガーデンライトの主流は12V電圧。ローボルトなので万が一の感電の心配が無く、LEDライトを使う事で驚くほど電気代が安く済むのが魅力となっている。
右画像は100V電源を12Vに変換するトランス機器。照度センサーが内蔵されているので陽が沈み暗くなると自動点灯、タイマーセットしておくことで自動消灯される。
個人的にはこのトランスのシンプルなタイマーセット方法が良い。ボタンは二つあるが実質一つで操作は済むので、夜間の急な来客や明りが欲しい時なども簡単に点灯・消灯、タイマーセットが出来る。
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ポールライト。
埋設固定の場合は根固めも同様だが垂直確認も念入りに行う。
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点灯確認を行い
これにて完成。
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暗い夜の灯りは視覚確保が第一条件だった頃から様子が変わりライトの灯りを楽しむモノにシフトチェンジしつつある。
その第一の要因としてガーデンライトのローボルト化がある。一ヶ月、数円程度の電気代で済むガーデン機器が主流になりライトアップが身近なモノになった。

身近と言えば今春から自称登山家を始めて気づいたのが市内から一時間程度で登れるお山は存外少なくない。手軽に楽しめる里山を中心に登って行きたいと考えているが、始めると人並みの装備品を揃えたくなるのも人情だ。初心者には不相応と思いつつも物欲の調整に苦労させられる。ウインドブレーカーに登山用のザック、トレッキングポールなど目移りしてしまう。山に行くより登山ショップに出かける回数の方が多いのはここだけの話。
眺めるばかりの客でお店の方には申し訳ない。できるだけお邪魔にならない様にまた物欲の調整に赴きたい。
越後職人が手がけた
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