新潟の小さな外構店が本気で目指す日本一の仕事への道のり!第148庭 クラックガラス門壁

陽気が良く気持ちの良い日が続いている。澄み切った青空の下、どこか出かけたくなるが一方で陽のまぶしさが増す時期、長時間外にいると目に疲労を感じまばたきが増える事もある。家内に話すと同じ症状だと共感されお互い歳を取ったねと急に二人で労わる変なモードになりサングラスをプレゼントする事になってしまった。
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今回の現場は門壁。
ブロックで躯体をつくり左側に石貼りを行い、最後に行う仕上げ塗り材の為の下地塗り(グレー部分)迄行っている。右側のくり抜かれている部分にはひび割れ模様のクラックガラスをはめ込む。
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展示品のクラックガラスを撮影。
ひび割れ部分が光って見える。
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模様はひび割れているが実際に割れてはいけないので輸送を含め厳重な取り扱いになっている。
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はめ込む前に振動や衝撃緩和の対策でクッション材をクラックガラス小口面に貼付。
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ブロック積み上げ時に準備した溝。
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溝に合わせながら着地。
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躯体とガラスの干渉の軽減、そして有事の際のメンテナンス対処用に溝の隙間にコーキング注入。
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仕上げの準備として塗り材用のシーラー塗布。様々な塗り材が各メーカーから販売されているが当方の知る限りほとんどの塗り材で下地処理の準備塗布材シーラーが用意されている。シーラーは後からでは塗布したかどうか判別がしにくいので省かれやすい一面があるが塗布する事により大変有意義な剥離対策になるのでしっかり行いたい。
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塗り材の飛散対策、ビニール等を敷いて汚れ防止を行う。
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事前に一度塗り上げた上に仕上げ塗りを行う。手間がかかるが2度塗る事により接着強化と塗り厚が増す事によるふんわりとした仕上がりの良さにつながる。
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これにて完成。
明るい日差しに白の塗り壁のセットは相性が良い。塗り壁発祥のフランスは地中海に面した日差しが良く降り注ぐ南欧風の本家。今日も南欧のリゾート地では眩しい日差しの中、サングラス越しに白い塗り壁を見上げる方々が闊歩している事だろう。

何事も経験という事なのだろう。
サングラスを買った事が無かったので最初こそ多少の抵抗はあったものの、UVカットのレンズ越しに見る少し陰ったような光景は目に優しかった。長時間の運転でも目元に疲れや痛みなどは感じず快適だったが、安価なものを購入したのでサイズが選ばなかったのが良くなかったらしく多少締め付けられた側頭部に鈍い痛みを感じた。買いなおすのは痛手だがこの歳になると洋服だったり自分の物を買う機会も少なくなる、久方ぶりのサングラスを選びながらのショッピングは楽しかった。欲しい物を手に入れる喜び、事前のチェックの重要性を少し小さかったサングラスが思い出させてくれた。
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