新潟の小さな外構店が本気で目指す日本一の仕事!第195庭 Reno1 2.2m目かくしフェンスが出来る迄

先日、とある紙面でJ1サッカーに昇格したアルビレックス新潟のホームゲームに対戦相手のサポーターが大挙して訪れ、試合とは別に新潟の食や観光を満喫した様子がSNSで数多く投稿され話題になったとあった。
相対する立場なのだが「新潟の経済を回す」と大量のお土産品を購入したレシートを投稿。我が地元で楽しんでもらえていると聞けば頬が緩むのが人情。しかし、SNSの発信力に改めて感心する。自身の楽しみがその地域の商売や関わった方に繋がっている。
今春から色々と外出しやすくなった、近場で何処か足を延ばせるだろうか。
己の為に誰かの為に、ささやかな経済を回したい。
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工事前の画像にはコンクリート駐車場が一面に広がっている。
今回の現場は目隠しフェンスの準備。
メインとなるのがフェンスの土台となる柱の建て込みだが柱とはそもそも何であるかご存じだろうか。ネット辞書によると「材を垂直に立てて建築物の支えとしたもの」とある。
意味はわかりやすく、あくまでメインは建築物で柱は支えとしてのサブになっている。しかし、メインを支えているのはサブの柱であり、サブが傾けばメインが傾くのも必定となる。
柱は建築物を支え垂直に立ち続けなければならない。では垂直に立ち続ける事に重要な工程は何か。
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まずは既存コンクリートのはつり。
よくある柱の建て込み位置だけコンクリートを壊して柱の設置後コンクリートの打ち直しになると仕上げがツギハギになってしまう。
そこで柱位置以外を石貼りで仕上げる為、直線状に電動カッターを入れコンクリートはつりを行う。
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はつり後、掘削。
画像⇗全ての掘削深さ、位置をそろえるため左右に糸を水平状に張っている。この糸を基準に「何cm下がりに掘る」等と現場で確認しあう。水平を出す糸なので水糸と呼ばれている。目立つ様に蛍光色が多い。


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掘削後、砕石投入。

日本は地震が多いので耐震が重要となるのはご存じの通りだ。
冒頭で柱にとって重要な工程は何かと訊ねた。
ご存じの方もいられたと思うがそれは基礎である。昨今は基礎コンクリートが一般的で、もちろん住宅の基礎にも良く使われ実際安定度も飛躍的に高まる。
大きく重量のあるコンクリートの上に乗っていれば安心だ。しかし大きな地震があった場合、基礎は果たして揺れ動かないのか?
実は揺れる。しかし、その動きを抑制してくれるのが砕石。
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基礎の下部に砕石がある事で揺れた時の荷重が変化し下方向に向けた力を砕石が分散し掛かる力を逃がしてくれる。
砕石は基礎の最下層に位置する為、掘削量が増えコストがかかるが存在感が薄い為、昨今では省かれやすい工程となっている現実がある。しかし基礎にとっては重要な役割を担っている事を再認識したい。
そんな砕石だが転圧機がサイズ的に厳しいので角材を叩きつけて転圧。


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砕石転圧後、独立基礎を設置しコンクリートで周りを流し固め基礎の一体化を図る。
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コンクリート硬化後、独立基礎に柱の建て込み。
最初掘削時に左右で張ったピンクの水糸に合わせて柱の位置、高さを確認。最初から最後までこの水糸が基準となっていた。
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水平器で各柱の垂直を確認。その他、位置や寸法等モルタルが硬化する前に最終調整を行った。
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この時期、緩やかに硬化するモルタル、柱の角度や寸法等、繰り返し確認するのだが硬化が遅い分確認回数も増えた。良いような悪いような、疲れたような綺麗だったような。
これにて目隠しフェンス準備完了。
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次回は今回の続編。
硬化した柱に目かくし樹脂板の設置。
柱の足元には石貼りを仕上げる。

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