そんな心積もりの中、簡単な男料理を家族サービスと言いつつ振舞った。「勤労感謝の日なのにありがとう」と言われ、そこではじめて何の日か知った。
思いがけないありがとうの一言で温かい気持ち、いつもの日常が違う色に見える気さえした。
勤労感謝の日を調べると「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」1948年公布とある。戦後復興から躍進を遂げた、高度経済成長が始まる7年前になる。苦しくも励まし合うような姿があったのだろうか。
2022年は笑顔で多くのありがとうを伝えたい。
表情が分かりづらいマスク越しでも。