新潟の小さな外構店が本気で目指す日本一の仕事への道のり!第160庭 タイルテラス

新型コロナウィルスの影響で国をあげての自宅待機となり、その影響で赤十字血液センターは必要量の確保に苦慮しているとニュースで見かけた。
献血カードを探していると、古い献血手帳が出てきた。昔の手帳がそのままになっていた。
学校帰りに古町で初めて献血した時の良い事をしたような、ただの興味本位だったような何とも言えぬ青い春を思い出した。
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今回の現場はタイルテラス。
元々あったウッドデッキを解体しテラスの骨組みのみを設置。
ここから基礎工事を進める。

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基礎工事は全体を支える基盤になるので一つ一つが重要で疎かに出来るものは微塵も無い。
仕上げが大事な事はもちろんだが基礎があってこその化粧、仕上げになるので基礎部には細心の注意が必要となる。

下地に砕石を入れ転圧。
全体に直結するので下がらない様に転圧は十二分に行う。
木枠を使って基礎の型枠を組み、コンクリートの動圧によってズレ無いように杭を打ち込む。
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既存の基礎コンクリート部にドリルで穴を穿ちホールアンカーを設置。
網目状のワイヤーメッシュと結束させる事で別々のコンクリート同士が繋がり、割れやヒビ対策に対して飛躍的に向上する。
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平滑にタイルを貼るために下地も平滑にする必要があるのでコンクリート打設後、不陸調整をモルタルで行う。
コンクリートとモルタルが剥離しない様にモルタル接着材(右画像、白い液体)を刷毛で塗布している。
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貼り付けモルタルを櫛ゴテで均等に塗布。
タイル越しにバイブレーションで振動を与えながら圧着する事で強い接着を行う事が出来る。
タイルの淵からは振動によってはみ出たモルタルが確認できる。タイルの裏側で十分な接着モルタルが回った結果でタイルの剥離対策に最重要と言っても過言ではない。
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コンクリートと違い金属製のテラスは動きがあるので硬化するタイル目地とは相性が良くなくヒビ割れを起こす場合がある。
テラスとタイルの接合部の目地には柔軟性のあるコーキング処理を行う。
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コーキング後、タイルの目地仕上げを行う。
ゴム製のコテをしごく様にタイルにこすりつけながら目地材を入れる。しっかり目地を入れる事もあるが余分な材を残さない事で、拭き取り工程を簡潔に出来る事にも繋がるのでしっかり行いたい。
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テラス外側、庭部分にポールタイプのライト設置。
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これにて完成。
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