新潟の小さな外構店が本気で目指す日本一の仕事への道のり!第155庭 庭テラス後編

確かに盛り上がった。
今年の流行語に選ばれたのはラグビーW杯で8強入りを果たした日本代表のチームスローガン「ONE TEAM」。皆で一つに結束したラグビーを見せてくれた日本代表だが、ベスト8以上の成績を残してくれる日はそう遠くはないのではと期待せずにはいられないような熱狂だった。
新潟出身選手の活躍も併せて取り上げられ同県人として誇らしく二重の喜びを感じた。
441f7c92f939595fd412c84073ce91f01
前回、掃出しの窓の前にある既存のコンクリートを利用してレンガ&天然石の乱貼りで腰掛けを製作した。
これで家と庭をつなぐ入り口が出来上がり、ここを中心に庭全体を仕上げていく。
c4bc2b12daaa462fc34b41c91673856f
442b5c6b16880f61ca2463350c17cf45
コンクリートテラスのふちどりにレンガを半円状に並べる。
円形のラインはちょっとしたズレでも極端に目立ちやすく見た目でシビアに反映される。確認を行いつつ均整の取れたラインに仕上げたい。
目地入れ後、レンガに付着したセメント汚れはスポンジを用いて清掃する。白のレンガは汚れが目立ちやすい、早い段階で行えるよう事前の準備が必要。何かとバタバタしやすく形・色ともに面倒が多いがしっかり取り組み事で出来上がりが別物になるので一つ一つしっかり行いたい。

42dc0bb724fa9906142adbd04b7029dd
33f26fbf59a3a01aafa453666df63346
既存の立水栓&ガーデンパンの周りに天然石の乱貼り。
こちらはポイントになるので少し赤みがかった石を使っている。乱貼りの下部には鉄筋&コンクリートを使い強度の代名詞と言えるツートップで固めているが、この後の工程で周りもコンクリートを打設するので連結させられるように鉄筋を切断せずにだしておいた。ちょっとした事だが、これだけで縁切れやひび割れの心配がなくなる。
e17c116c687bff1887ed1cb3687b0bb6
6337567ee9346f4c65e7424d9e695006
テラス&園路のカラーコンクリート。
先ほどの円形レンガを中心に木枠を組み、コンクリート内部に骨組みとして入れるワイヤーメッシュ、コンクリートで汚れないようにビニール等で養生。
準備がすべて整いコンクリートの打設、固める前に素早く色粉の散布、粉の上からコテで撫で付けコンクリートと色粉をなじませ仕上げていく。塗装のようにペロンと縫って終わりといった製作方法ではないので、後々、取れてしまう剥離のような心配はない。
932706f8e4d0d4e30019279278c57a172
efd169b4d4e96e28103d649714ccc0817
目隠しフェンスを設置し植栽を行う。
フェンス横板の素材には樹脂製のものを使っているため経年変化の心配が少なくなっている。ちょうど目線となる位置付近にポイントとして細めの横板を入れている。
植栽の手前足元付近に白いジャバラ上の管が地面から数本出ているが、これは事前に埋設したライトアップ用の電気配線菅。
89ac0d9dac39638b4f421fc27257cb062
de09e40a1833728167b1196088a46a7b
769d88e425e03120b83ee4ed6b9d588e6
植栽の根回り以外の部分には雑草対策にスギナの根も貫けない防草シートにレンガチップ敷き。

これにて完成。
cfacd6a677bc097e00fa60d5c0b2f12f3
bd66f7075ded58d943c9ac6c6f5babb31
「計画運休」「タピる」等の言葉も流行語に選ばれたらしいが個人的に印象的だったのは、やはりラグビーから「にわかファン」。日本人にはまだ馴染みが薄く突如注目された印象のスポーツだが、「今後も見たい」と期待が込められている様に感じられる言葉だった。
来年は大体ではなくしっかりラグビーのルールを把握して家族に聞かれても説明出来るよう、まずは「脱!にわかファン」に努めたい。
越後職人が手がけた
これまでの仕事が掲載、履歴一覧はこちら

【越後職人宅の庭づくりをスライドショーで紹介】