新潟の小さな外構店が本気で目指す日本一の仕事への道のり!第131 庭 リフォーム門柱
部分的に一回剥いでまた塗る、新旧で色が変わってツギハギ状になる。アスファルトの方が分かり易い。例えば道路でなにかを埋める工事、部分的に一回剥ぎ埋めた後その上にアスファルトを敷く。ところどころツギハギになった道路が近所にもきっとあるはずだ。実はコンクリートも同じで部分的に壊し再度塗ると色が若干変わりツギハギ状になってしまう。良くない連想をしがちだがツギハギでも石のツギハギでつくる乱貼りという仕上げもある。今回は剥いだコンクリートの部分に石の乱貼り仕上げを使ってみようと思う。
乱貼りの前に門柱工事を行う。コンクリートが既にあるので部分的に斫り門柱を建て根固めを行った後、斫って穴になった部分をコンクリートで終わりにせず乱貼りで仕上げて完成となる。 まず建てこむのがこれ枕木風のコンクリート門柱。特徴は至ってシンプル、本物の枕木では無いので腐らず安心。
門柱の準備を済ませ今度は建て位置のコンクリートを撤去して掘削を進める。するとさほど深くない箇所から水がじわじわと湧き出てきた。道路際に集水桝があるので影響があったのかとも思ったが集水桝の水位はかなり下がっていたので関係はなさそうだった。しかし、地面を掘り進める程にこんこんと湧き上がる水に困り果てた。本来、深く大きく掘って砕石を入れ転圧をかけしっかりした下地が必要だが水が湧いてきてはうまく掘れずましてや砕石を入れてもしっかり転圧がかけられない。
そこで急遽、水中ポンプを用意。門柱の立て込む位置とずれた箇所に穴を掘りそこに水中ポンプを入れて起動。水を吸い上げ排水してくれている間に穴を掘り砕石を入れ転圧を施した。転圧で締まった砕石の上に門柱を建てる土台を水平において下地の完了。
門柱の建て込みを済ませ根固めのコンクリートを一気に流し込んだ。もちろん流し込む直前に水中ポンプを抜き水が湧き上がる前に打設を済ませた。根固めの後もコンクリート。今度は天然石の乱貼り用下地コンクリート。根固めのコンクリートが固まらない内にその上にコンクリートを打設する。同じセメント系同士なので何の問題もなく癒着し一体化が図れるので一枚岩となり強度・安定性が増す算段だ。
コテで平滑に撫で、門柱の建て込み及び乱貼りの下地コンクリート打設完了。
翌日、コンクリートも固まり石パズル合わせ、割り付けを始める。
モルタルを使って天然石の貼り付け。
剥離防止の為、ゴムハンマー等で叩き込みながらしっかり圧着させるように周りのコンクリートと平滑になる高さまでモルタルに沈みこませる。
剥離防止の為、ゴムハンマー等で叩き込みながらしっかり圧着させるように周りのコンクリートと平滑になる高さまでモルタルに沈みこませる。
乱貼りの中に削ってつくった飾り石を入れた。
職人のちょっとした遊び心だと伝えたが大変喜んで頂けたようで良かった。
職人のちょっとした遊び心だと伝えたが大変喜んで頂けたようで良かった。
これにて完成。
門柱にはガラス細工をあしらったアイアンを取り付けてある。ガラス細工は風鈴をイメージに京都の会社がつくったものらしい。場所柄だろうか風流だ。京都もよく雪が降ると言うがどれほどのものだろうか、冬に行ったことは無いので実際の量はわかりかねるが雪の情景もさぞ雅な事だろう。個人的に雪の風景が好きだ。白だけでなく夕暮れ時の少し紫がかった雪がある時特有の色合いが美しいと子供ながらに感じた。昔は市内でも今よりもっと積もっていた毎日雪遊びをし、毎日しもやけもだった。年齢を重ねると共にプラスチック製の青いソリを持っていた手が赤いスノーダンプをもつようになった。積もった雪にはしゃぐ子供をさらに喜ばせようと除雪がてら毎年のように滑り台をつくっている。子供の笑顔と除雪の天秤。はてさて今季の冬将軍は如何であろうか。
門柱にはガラス細工をあしらったアイアンを取り付けてある。ガラス細工は風鈴をイメージに京都の会社がつくったものらしい。場所柄だろうか風流だ。京都もよく雪が降ると言うがどれほどのものだろうか、冬に行ったことは無いので実際の量はわかりかねるが雪の情景もさぞ雅な事だろう。個人的に雪の風景が好きだ。白だけでなく夕暮れ時の少し紫がかった雪がある時特有の色合いが美しいと子供ながらに感じた。昔は市内でも今よりもっと積もっていた毎日雪遊びをし、毎日しもやけもだった。年齢を重ねると共にプラスチック製の青いソリを持っていた手が赤いスノーダンプをもつようになった。積もった雪にはしゃぐ子供をさらに喜ばせようと除雪がてら毎年のように滑り台をつくっている。子供の笑顔と除雪の天秤。はてさて今季の冬将軍は如何であろうか。
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