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新潟の小さな外構店が本気で目指す日本一の仕事への道のり!第114庭 庭の貼りもの(タイル・天然石) 後編

ご存じだろうか?

来月の話だがお盆直前の8月11日、「山の日」という新しい祝日。伺えばずいぶん前から決まっていたらしく会社の皆に「知らなかったの?」と言われ言葉につまってしまった。あまり建て前や体裁といった様なものにこだわるタイプではないと自分では思っていたが、20代の若者に驚いた表情をされると「中年のプライド」というやつなのか恥ずかしさがこみ上げた。意識してたかどうかは一先ず棚上げにして、いずれにしても格好をつけていたという事だろう。恥も外聞もなかった新人の頃が懐かしい。。。

 

今回の現場は前回の続編になる庭の奥側の貼りもの工事。

前回、庭の手前部分のタイルテラスを紹介したが今回は天然石の乱貼り。植栽や画像中央部にある六方石の建て込み等、主だった工事は済ませてある。

 

まずは石の割り付け。色々な形の石をパズル合わせをしていく。

 

割り付け完了後、モルタルを使って天然石を貼っていく。使うモルタルは接着の事を考え若干軟らかめにした。

少し盛りめに入れたモルタルの上に石をあてがいその上からハンマーでたたき込んでいく圧着貼りを行った。たたき込んでいく過程で水勾配をとった所定の高さに合わせつつ、右や左とズレない様にバランスを見ながら圧着する。たたき込みが甘く接着が弱いのも困るが、強くたたき込みすぎて予定よりも低くなってしまっては水たまりの原因になってしまう。とは言っても軟らかめに練り上げたモルタルは石越しに叩いても簡単に下がってしまう。力加減を調整しながら貼る事を心掛けた。

 

目地材を入れたのち手早くスポンジで拭き取り。

 

拭き取り完了。

 

拭き取り後の別角度の画像。石貼りが仕上がり一段落した時の一枚だがここで嫌な違和感が生まれた。

仕上がってやっときづいた自身の未熟さにため息がこぼれる。

 

画像中央やや左に長方形型の黒い踏み石、そして左下の角にも踏み石がある。ここは長方形型の踏み石に不規則な天然石の乱貼りのミスマッチがデザインされている。

正確に言えばされるはずだった。

しかし踏み石の周りに施された乱貼りは直線的な四角形型の石ばかりが貼られている。ランダムな目地の動きが特徴の乱貼りの良い仕上げになっていない。言い換えれば直線と曲線が描く静と動が成り立っていない。何てことは無いイージーミスだ。

「このままでもいいじゃないか」「こだわりすぎだ」どこからかそんな声が聞こえた気がした。

こんな時、辞めて5年になるがまだタバコが吸いたくなる。

目の前に整然と並んで貼ってあるタイルを暫く眺め、それから会社に連絡して余っている石を持ってきてもらえるよう頼んだ。手元に残っているだけでは貼り直しの石が足りなかったからだ。

 

電話連絡を済ませ選択肢が一つに絞られ、スイッチが入った。

石が到着するまでの間に残りの仕事を進める。手始めは細部にアクセントとなる宿根草を植えこむ。

 

園路の部分に防草シートを敷く。

 

園路が出来上がった。この園路、実ははもう一つの見方がある。池や川などの水を使わずに砂利などで山水の風景を表現する、昔からある日本庭園の様式の一つ「枯山水」。

土を盛って植栽を植えこんだ部分を両岸に見立てその間を流れる川の流れの様に砂利を敷き込む。枯山水は砂利を山水に見立てるという自由な着眼点。その柔軟な発想は当方にはとても真似できるようには思えないが優雅な枯山水は当方も好んでいる庭の様式の一つだ。

和風の庭の向こう側に洋風のタイルテラスが写り込むような角度からカメラのシャッターを押してみた。いつものカメラ下手な画像になっていないかデジカメの再生ボタンを押し確認していた所で追加の石が届いた。持ってきてくれたのは20代の見習い職人くんだった。

スイッチの入った状態は実にシンプルだった、「失敗して石を貼り間違えた」とやんわり目の言葉がすんなり出た。明らかに自分のミスだったが恥ずかしい気持ちはなかった、「何それ、おいしいの?」とは言わないがそんな言葉が口から出てもおかしくないような気持だった。石を下ろし終わり帰り際の新人くんに「ありがとう」と伝えると「いつでも呼んでください」と返してきた。出来た新人と小さな事にあれこれ考える中年職人。スイッチがOFFになった仕事終わりだったら又、色々考え込んだかもしれない。

とにかく、石が無事届いた。だいぶ日も傾いてきたので手早く直し作業を行った。直す部分は踏み石の回りだけなので決して広範囲ではない。四角の石を使わないよう、直線の踏み石と乱貼りの動線が出来上がるよう、再度確認。そして集中して手を動かし続けた。

 

自ら今度こそと言うのもおかしな話だが思う形で仕上がった。

夏場の夕刻は長い。冬なら既に暗くなっている時間だが、ゆっくり沈む太陽の西日に照らされた画像が撮れた。

きっとこの時間、夕日が日本海の水面に鮮やかな色を落としている頃だろう。

汗が乾いて白い塩の結晶が浮かびだした黒地のタオルを水道の水ででさっと流し、タイルテラスに腰を下ろして少し疲れた表情をしているかもしれない顔をゴシゴシ音をたてる様に拭った。

伊勢砂利を敷き詰めた枯山水のうねりを眺めていると7月の海の日、8月は山の日。すると次に出来る祝日は川の日か、とひょんな発想が浮かんだ。置き場に戻って新人くんがまだ残っていたらその話をしようと、煙草代りの飴を口に頬張りながらそんな他愛無い事を考えていた。

 

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