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新潟の小さな外構店が本気で目指す日本一の仕事への道のり!第112庭 雨の石貼り

 

「今年のGWは最大で10連休」.

4月末から今月の初めまでニュースでよく聞いた「10連休」はゴールデンに相応しい響きだった。

当方も10とはいかなかったが暦通りの休日を頂けた。そんな連休のなか日に新潟市新津美術館で開催されていた「藤子・F・不二夫展」に出向いた。会 場は子供連れのご家族が多く何体も展示されているドラえもんと笑顔で写真を撮っておりデジカメやスマホのシャッター音がそこかしこで聞こえた。

そんなにぎやかな館内だったが奥に進み原画が展示されているスペースではうって変わって皆が皆、真剣な面持ちでガラスケースの向こう側にある生々し い原画を見つめていた。ドラえもんのガラスケースの前はやはり人が多く集まっていたが、その他にも様々な作品の原画が展示されていた。ドラえもんやお化け のQ太郎といった代表作の他にこんなに多くの作品があったのかと驚きもした。あまりの種類の多さにどんな発想からこれほど多くのアイディアが生まれたのだ ろう。そんなシンプルな疑問に当方が考えて答えが見つかるわけでもない。しかし、「まぁいいや」という風には思えなかった。

子供時代に毎週楽しみにしていたドラえもんをここで見るうちに大人になるに従って自然に身についた打算や妥協といった終着点探しの考えが薄れ、幼少期に誰もが持ち合わせる純粋な疑問への探求心が刺激されたのかもしれない。

今回の現場は車庫前の2列の石貼り。この画像をみるかぎり既に出来上がっている様だが、実は車庫工事中に車の停め場所に困るので取り急ぎ一台だけでも停めれるように工事最初につくった部分の画像。

 

そして今回つくるのがメインの車庫部になる部分のコンクリート前の石貼り。この日はコンクリートを含めセメントを多く使って工事をする予定だが生憎の雨。

雨にまつわる話がある。

ラーバンテックの前身、三和住研に入ってまだまだ右も左もわからない20年以上前、その頃はまだハウスメーカーの下請け工事を主要事業としていた。工事の依頼主は大手ハウスメーカーなので工期に関してはかなり厳密に決まっていた。工期はいわば約束だ。約束を守れなければ信頼を損なう。工期に関してはかなり厳しくいつもいわれていた。しかしここは日本海側の何鉛色の空を持つ新潟。一年間の降水量は全国どこにだしても恥ずかしくない程、雨や雪が降る。雨が降れば必然としてセメントは流され綺麗に仕上がるわけがない。しかし、メーカーからすればそんな事は問題ではない、「約束を信じて待つお客様を裏切る事になってしまう、大ごとだ」。

ごもっとも。大いに頷ける。

しかし、一つだけ長らく思ってた事がある。お客さんは本当に長らく住む自宅の仕上がりは二の次で工期優先を第一に求めている?

もちろん当時は口に出せるわけもなく、例え言葉になったとしても下請けの一業者のそのまた新人が言った所でその声がお客様に届くことが無いのは明らかだった。しかし、雨の中満足いく仕上げなど到底できるはずもなく、期日期日の一点張りにお客様の要望は本当にそこなのだろうかと、まるでボテッとした疑問の塊のようなものを抱えながらその当時、仕事をしていた。

もちろんわかっている、ハウスメーカーは家の建築がメインだ。何か月もかけて集中してつくりあげる家に最後の最後の庭や外構でここがしっかりしてないから駄目だと子供の様に駄々をこねているだけかもしれない。何から何まで完璧に仕上げる。確かに理想だが現実は甘くない。

 

今になって20年以上前の事を悪く言いたかったのかと言うとそうでは無い。そんな出来事をきっかけに少しずつ当店は変わっていったのだ。そこから月日がたちラーバンテックとして自分たちで庭づくりを始めてから基本的に工期を設けていない。雨で工事を進めるのに芳しくないときは残念だが休む時もある。工期を設けない事によって車の停め場所にお客様を困らせてしまう時もある。もちろん最優先で取り急ぎの駐車スペースをつくり問題が事なきを得るように最大限努力する。完璧など高望みをしているのではない。大事な事はマニュアル一辺倒ではなく、その局面その局面であきらめず最大限考え努力にはげめるかどうかだと思う。

最後の仕上げ作業を雨の日にブルーシートで屋根をかけて何が何でもやるのがプロということなのか。そういった一か八かの仕事は当店では否とした。もちろん雨だから手放しで降参するわけではない、雨でも影響のない工事はどんどん進める。しかし考えた結果、仕上がりが博打の様になってしまう時は工事を進めないのだ。

小さな店のそんな職人達のこだわりを「良し」としてくれる方の庭を今日もこれからも精一杯つくっていきたい。

 

前置きが長くなってしまった。車庫前の石貼りだがカーポートがかかっているので雨降りでも問題ないと判断。ただ、ギリギリ屋根がかかっている状態なので仕上げとなる目地埋めは行わず、この日は石貼まで進めていく事とした。

 

 

石貼りの下地コンクリート、その骨組みとなる鉄筋。結束線とハッカーという道具を使って所定の位置に固定していく。

 

画像中央部やや左、排水の白い点検口が石貼りの部分に半分ほどかかっていた。強度低下にならない様に鉄筋は安易に切断せず曲げ加工を施した。

 

コンクリート打設。骨組みになる鉄筋はコンクリートの中心になるようにする。気を付けたいのは鉄筋を地べたに敷いたままの状態、つまり端部に骨組みがズレてしまってはコンクリートの強度も半減してしまう。

 

生コンクリートに石の貼り付け様のモルタルを合わせる。コンクリートとモルタルは同じセメント混合物なので一体化が図れ剥離の心配がなくなる。

 

寸法通り糸を張ってそれに合わせて石を圧着させて貼りこむ。ハンマーの木の柄の部分等を使って叩く時もあるが今回はゴムハンマーを使った。

 

石を貼り終えた。今夜の予報は風が出るやもしれない、と曖昧だった。カーポートの中に夜、雨がふきこんでも問題ないように用心してビニールをかぶせた。

 

通り沿いなので人が上がらない様にコーンを配置して予定通り工事を引き上げる事にした。

 

翌日、天気も回復し仕上げ日和。点検口の部分をカットして貼り付け。

 

いよいよ目地入れ作業。ゴムの鏝を使って空隙が出来ない様に奥まで入れ込む。石の表面に目地材が余分に残っているかどうかが、後の拭き取り作業の進行具合に直結する。目地以外の部分には目地材が極力残らない様に繰り返しこそぐようにゴム鏝を上下左右に動かしながら入れていく。

 

目地充填完了。石の表面上わずかに残った目地材の乾燥が進んで白くなりだした。ここから敵はお構いなしに硬化に向けて駆けだすのでここでのんびりしていては一大事。固まりだすとなかなか綺麗に拭き取れない目地材。硬化スピードに置いて行かれない様に水バケツとスポンジを用意して追走。

 

濡らしたスポンジを使って目地の荒拭き取り。硬化の進行に遅れることなくスポンジでの拭き取りを済ませられた。。

 

数多くの材料があるが人工には人工の、天然には天然のそれぞれ一長一短があると思う。そんな中、切り出しの天然石は拭き取り泣かせの凹凸がある。

人工に造られた平坦なものと違い天然らしい石の曲線、こういった細部に「わびさび」の醍醐味だったり自然らしさがあると思う。そんな窪み気にしてたら仕事が進まないと安易に切り捨てたくはない。既に荒拭き取りは済ませてあるので一刻を争う硬化との鍔迫り合いは終わっている。あせらず、細部まで拭き取り作業を進める。

 

これにて完了。何枚も撮ったのだが天然石らしさを表現出来た一枚は無く、平坦なタイル貼りに見える画像になってしまった。。。

繰り返しになるが今回使った石材は天然なのでうねりや凹凸があった。きっとそんな天然石らしさを「良し!」としてこの材料が選ばれたのだろう。

「全体を伺えば取るに足りない事」そんな風に言われた事もあるが、そんな細部にこだわれるからこの仕事は面白い。腰は痛いし、粉塵まみれになるし、雨合羽はゴワゴワするけど、面白い。

だから凍てつく真冬も汗すら乾くギラギラの夏でも「よし行こう」と言って現場に出れる。

 

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