新潟の小さな外構店が本気で目指す日本一の仕事への道のり!第129庭  玄関前に植栽

そろそろ木々の葉が色ずき始める。紅葉情報を確認しながら予定をたてている方もおられるのではなかろうか。去年は人に勧められて弥彦公園もみじ谷にでかけた。燃えるようなモミジと朱色の木橋が相まっていて多くの人で賑わっていた。 ちょっとした観光地ともなるとありがたい事に美味い食事処があったりする。しかも人気甘味なるものもよく付随してある。食いしん坊なのでどちらも美味しくいただく。多少の運動をかねての紅葉巡りだがこの年齢になると血糖値が気になる食欲の秋となる。
植栽前
前回、階段・アプローチ工事を紹介したが、その後塗り壁⇒玄関前アーチ建て込みと植木以外は済ます事ができた。しかしその頃はまだ気温が高い時期だったので植木のダメージ回避に植栽を一時保留、強い日差しから落ち着いた季節になり植栽を行う事になった。
アオダモ・ヤマボウシ
左側がヤマボウシ、右がアオダモでトネリコ等と呼ばれたりもする。
元肥
木を植える為に根より大き目の穴を掘削。そこに元肥を入れたあと土をかぶせ根に直接触れない様にし肥料やけに配慮する。人間でいう薬も多く飲むと害になると言った所であろうか。
土壌改良材
根の周りに入れる土に土壌改良材を混合する。土に適度な保水、排水、保肥力を加える為に混ぜ込む。肥料分としてではなく、木にとって良い環境になるよう土を改良する為と捉えてほしい。
水極め1

水極め2
水極めを行う。水極めは根の周りに入れた土の空洞化、空隙を無くすために水を使って行う。ホースにパイプをつけ土中の中にさし込むのはそのためだ。 植木はその後まずか細い細根をだすので風などによって根が動き、切れたりしない様に根をしっかり固定するための工程となる。もちろんここで植木にたっぷりと水分補給もさせてあげたい。
シュロ縄
養生杭を打ってからシュロ縄で木を縛る。シュロ縄は縛る前に水に濡らしてから使うと滑りが良く、きつく結びやすいので事前に準備しておく。
水極め3
縛った後、木を支える養生杭にも水極めを行う。良かれと思ってやっているがそこまでするかと言われた経験がある。賛否両論のようだが必ず行っている。
剪定前

剪定後
剪定を行う。剪定を行う大まかな理由は2つで「木の生育を調整、又は樹形を整える」。つまり見た目に良く、すくすくと成長させる為。良い成長と良い見た目になる為の単純明快な剪定方法がある。枝と枝がぶつかり合ったりそれに準ずる込み合った場所の枝を鋏で落とす。枝で混み合って野暮ったい箇所が見た目にスッキリし、枝と枝がこすれ合って傷つき合わなくなるので成長しやすい効果が生まれる。当方が初めての剪定の時に教えてもらったやり方だ。
完成
これにて完成。
青空の背景で完成画像を撮りたかったのだが雲に覆われた一日だった。10月といえば澄んだ青空のイメージが強いが今月は晴れた日が少なかった気がするのは常時青天を求める外仕事の者の性だろうか。
先日の新潟シティマラソンも曇り空の元おこなわれた。もちろん走る側ではなく観戦組のほうだ。沿道に立ってみると意外にも仮装での出場者が多く、手の込んだものや走りにくそうな衣装も何のその、イベントを盛り上げようという気持ちが伝わってくるほどだった。地元参加か、それとも県外からの参加の方であろうか。いずれにしても郷土のイベントを盛り上げようとしてくれている。頭が下がる、嬉しい。不思議な事に一生懸命な姿をみると何かしたくなる。いずれかのボランティアに参加?自問自答するが勇気がでない。なんと社会貢献の難しい事か。しかしある事を思い出す、冬場は献血者が減るらしい。数年ぶりの献血ルーム、採血後の休憩スペースにあった無料のアイス自販機は無くなっていたがレトルト食品と冊子を頂いた。冊子には「献血、命をつなぐリレー」と書かれていた。次回は血糖値控えめのバトンを持って伺いたい。


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